「月隕石」とは?【隕石知識004】

「月隕石」とは?【隕石知識004】

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本日は石質隕石の中でも、魅力と希少性を兼ね備えた隕石「月隕石」をテーマにお届け致します。

はるか宇宙の彼方より地球にやってくる数々の隕石もありますが、地球より近い、月に起源をもつ隕石の事を「月隕石(Lunar meteorite)」と言います。

はじめに月隕石が発見された時期ですが、1981年にアメリカの南極観測隊が、通常とは違った隕石を発見し、調査した結果、アポロ計画で持ち帰られた月の石に近いことが判明されました。その結果を元に、月から飛んできた月隕石があるということが発表されました。

実は日本の観測隊は1979年に、すでに南極にて月隕石を発見していたのですが、分析結果が発表されたのは1984年になってからのことだそうです。

南極で見つかった隕石のうち、化学分析の結果、普通の無球粒隕石とは全く違い、月の岩石から得られたものとそっくりなものがあり、月からやってきた隕石だとわかったそうです。

黒っぽいものは月の海から来た玄武岩質のものですが、高地からきたものは白い斜長岩質のものです。

下記の画像はCHARIS Jewelryでも販売している月隕石の画像です。

▲「スターリーナイトルナメテオライト」NWA13951

大部分の月隕石は直径数km以下の月のクレーターを生成した月への他天体の衝突によって吹き飛ばされた破片だそうで、彗星や小惑星のような小さな天体が月に激突し、その時飛び散った月隕石が月を離れて飛び出すには、秒速2.5kmのスピードがあれば良いと言われています。

そして、すべての月隕石が宇宙空間に放出されたのは2000万年より新しいことが示され、大部分は10万年以内に放出され、地球をまわる軌道をまわった後、地球に落下したのですが、いくつかは地球の重力圏を離れて太陽を回る軌道で比較的長く宇宙空間に留まり、再び地球との軌道と交差することにより、地球に落下しようです。

月に着陸した6回のアポロ計画で採取された月の石は比較的狭い月の部分から採取されたのに対して、月隕石は月の裏側を含むランダム地域から地球に落下していることから、月の地質学データにも関わるような大変希少性の高い隕石です。

私たちが夜に見上げる月から来た隕石が、このような過程を経て地球に存在するというのはなんとも不思議で、希少性のあることが伺いしれますね。

当サイトでも僅かながら、お取り扱いしています。

希少性もあり、高価ではございますが、ぜひ月からの希少なマテリアルをお楽しみくださいませ。

この度もCHARIS Jewelry blogをご覧いただきありがとうございます。

「月隕石」のラインナップはこちら

https://charisjewelry.com/collections/lunameteorite

 

 

 

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