「鉄隕石(隕鉄)」とは?【隕石知識001】

「鉄隕石(隕鉄)」とは?【隕石知識001】

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本日は「鉄隕石(隕鉄)」をテーマにブログ記事を書きたいと思います。

鉄隕石は、隕石ブレスレットやペンダントなどのアクセサリー等でもお馴染みの隕石で、皆さまもパワーストーンショップや鉱物関連のマルシェ・展示会、インターネット検索などをされた際に、拝見する機会が一番多い隕石の種類かと思います。

鉄隕石(隕鉄)は、英語でアイアンメテオライト(iron meteorite)と呼ばれており、金属の鉄が主な成分の隕石で、数%のニッケルを含んでいます。

鉄隕石は宇宙空間で天体が衝突を繰り返し、成長する過程において、天体の外側には岩石、中心には熱で溶けた鉄の成分が集まり核になります。その核の部分が、天体どうしの衝突などでバラバラとなりできたと考えられ、最終的に地球に落下したものになります。

できた時期も、はるか45億年以上前から25億年くらい前といわれており、大変気が遠くなるような時期にできたものを、私達は現代にて手に取ることができていると考えると、宇宙の神秘的な魅力の詰まった隕石であると言えます。

鉄隕石の大きな特徴は、断面の「ウィドマンシュテッテン構造」です。

ウィドマンシュテッテン構造の断面イメージ

大部分の鉄隕石が持つ正八面体の結晶構造で、鉄隕石の断面を酸で処理を行うと、その結晶模様が現れます。原始惑星のなかで溶けた金属が100万年に1℃ほどのきわめてゆっくりとした速さにて冷めていくことで、金属内部のニッケル成分が正八面体の結晶を作るそうです。

この構造は、地球の鉄にはみられないものであるため、隕石である確かな証拠ともなります。

断面の模様は、隕石をカッティングする切り口の方向にも影響され、切り口によって正方形や六角形、三角形などさまざまな模様となります。

CHARIS Jewelryで取り扱っている鉄隕石も、ギベオン、ムオニオナルスタ、カンポデルシエロ、アルタイ隕石など、世界中で発見された鉄隕石をリリースしていますが、隕石の種類によってもこの模様の表情がそれぞれ違いますし、同じ隕石でもカッティングの場所により個体差があるので、模様の違いを楽しむのも、鉄隕石の魅力の大きな一つになっています。

ぜひ皆さまもお気に入りの鉄隕石を探してみてください。

CHARIS Jewelryの鉄隕石ラインナップはこちらから

https://charisjewelry.com/collections/meteorite

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Yusuke Akebi

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